仕事の内容を教えてください。
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズのバー「ベイ・ウエスト」にて、ホールを担当しています。主に、カクテルやお料理を運んだり、お客様のキープボトルをお持ちしてお酒の提供などをしています。まだ未熟ですが、お越し頂いたお客様に最高の1杯をお作りできるよう、飲材の注ぎ方やステアなどの所作を美しく丁寧に行うことを心掛けています。また、土日祝日は喫茶の営業も行っており、ご利用のお客様がゆったり心地よく過ごせるよう意識してサービスしています。
この職業を目指したきっかけを教えてください。
私は、高校生の頃から英語を活かせるサービス業に就きたいと考えていました。中でも、他のサービス業よりも海外からのお客様と接する機会が多いホテル業に魅力を感じ、今の職業を志しました。加えて、私が最も素敵なサービスだと感じたのがホテルのレストランでした。サービス時の姿勢や動きがとても美しく、そのホテリエの様に私もお客様に良いサービスを提供し特別な時間を過ごしてほしいと強く思い、ホテリエを目指しました。
学生時代に学んだことが今どのように活かされていますか?
「ホテルイングリッシュ」、「料飲サービス」、「ホスピタリティ」の三つの授業が、特に活きていると感じます。「ホテルイングリッシュ」では、実践的な英語スキルを学びました。入社前、横浜ベイシェラトンにアルバイトとして勤務していた時期は、インバウンドのお客様と接する機会も多かったため、「ホテルイングリッシュ」で学んだ様々なシチュエーションを思い出しながら、臨機応変に対応することができました。「料飲サービス」では、業務の基盤となるスキルを学びました。トレンチやサーバーの使い方やお皿の持ち方、サービス時の姿勢など料飲に関わる様々な基礎スキルを学んだことで、入社後もスムーズに業務を行うことができました。最後に「ホスピタリティ」では、正しい敬語や言葉遣いなど、セクション問わずに必要不可欠なビジネスマナーを学び、社会人になる心構えができました。CBCで学んだことが今の業務や勤務姿勢の基盤となっています。
「学生時代の授業風景」
挫折した事や成功したことなど仕事でのエピソードを教えてください。
「ベイ・ビュー」というフレンチとラウンジの併設しているレストランに配属された当時は、フレンチ料理とお酒の知識が乏しく、セールススキルを身に付けることや多くのお客様のテーブル状況を把握することなど、多くの業務を同時にこなすことに苦労し、挫折しかけました。しかし、先輩方に毎日欠かさず1日のフィードバックを頂くことで、自分の課題を見つけ克服することができました。また、休日や空き時間にワインやウイスキーの知識を学び、その知識を伝えながら商品を勧めたことで、商品のご購入やバーの新規顧客の獲得につながりました。まだまだ失敗することもありますが、そこから努力する事で、成功が目に見える形で現れる点にやりがいを感じています。今後は、これまで以上に飲料に関する知識を学び、更なるスキルアップを目指します。
今後の目標を教えてください
現在の目標はバーテンダーになることです。きっかけは「ベイ・ウエスト」のマネージャーの言葉です。料飲部内での希望部署がまだ決められずにいた新入社員の頃に、各料飲部マネージャーとの顔合わせの機会を頂きました。バーの魅力を伝えるお話とカクテル作成の動画に感銘を受け、その時からバーテンダーが私の目標となりました。そのマネージャーが仰っていた「多くのお客様に美味しいお酒を提供する事のみではなく、明日への活力や元気を与えられるバー」、そして「ベイ・ウエスト」がビジョンで掲げている「Where to get vitality for tomorrow ~非日常の空間を日常に~」を実現できるバーテンダーになれるよう精進してまいります。